縞に霞取り、芝に可愛らしい桜の花が染められたアンティーク着物です
落ち着いた彩り、目を引く柄付けが大正ロマンの雰囲気を感じさせます
生地は柔らかな手触りの正絹、唐草模様などが織り出された綸子です
広衿のお仕立て、裏地は綿が合わされています
袖の裏地は紅絹が使われています

後の縫い目に10ｃｍくらいの大きめのほつれがあります
袖付のほつれは小さなものです
衿に汚れの筋、ハッキリとしたシミがありますが、折ると多少わかりにくそうです
その他のシミは薄いものや小さなものばかりです
傷みの詳細は図と写真でご確認ください（黒字：表、赤字：裏）

古いものですので傷みはありますが、アンティークならではの魅力的な一枚です
補修は多少必要ですが、時代を感じさせる、味わい深い意匠をまだまだ楽しんでいただければと思います

文：suhama











*おおよその地色 - HTML code (7E8560)

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